140年ぶりに復元 下鴨神社境内明橋休憩処 さるや

下鴨神社に参拝した後の楽しみといえば、境内にある休憩何処『さるや』の『申餅』です。
場所的にも境内のほぼ中央で、下鴨神社の古のパワーと相生神社の縁結びのパワー、京都市内唯一の原生林糺の森が持つ癒しのパワーと河合神社の女性のパワーが交わる素晴らしい場所にあり、参拝後の一休みに最適です。
建物はまだ新しいですが、「いかにもお茶屋さん」という造りなのですぐにわかると思います。
そんな『さるや』の魅力と名物『申餅』についてご紹介します。
140年ぶりに復元された名物「申餅」
『さるや』といえば、なんといっても『申餅』。
申餅は、小豆のゆで汁を使って搗いた餅で、京都三大祭りの一つである「葵祭」の申の日に神前にお供えされたので「葵祭の申餅」と呼ばれ親しまれてきました。
申餅独特の薄いあずき色は「はねず色」と言い、明け方、一瞬空が薄いあかね色に染まる様子をさします。
このことから、「命の生まれる瞬間を表す」とされ、食べることで身を清め、元気の気(け)をいただき、無病息災を祈願したという故事にならい、明治以降途絶えていた『申餅』を140年ぶりに復元させたたものです。
申餅とほうじ茶 350円
申餅とまめ豆茶 600円
おしるこ 450円
良縁ぜんざい 650円
丸く、薄く紅色がかったようにも見える申餅は柔らかく、中に入っている粒あんの上品な甘さとマッチしてて美味しいし、場所的なものもあってか、優雅な気持ちになります。
鬼門に猿?
『さるや』は、申餅にちなんで、何でも申です。店名も「さる」、暖簾にも「さる」、袋にも「さる」、神様も!
日本では、邪気のこもる北東の方角を「鬼門」と呼ぶのはご存知だと思います。
京都御所では、この北東の方角に鬼門守護として猿が祀られているそうです(猿が辻)。
『さるや』では、御参拝客の平穏無事を祈念して、鬼門に猿神様が祀られています。
可愛い猿神様です。
探してみてくださいね。
施設情報
施設名
下鴨神社境内明橋休憩処 さるや
住所
京都市左京区下鴨泉川町59 下鴨神社境内
電話番号
090-6914-4300
営業時間
10:00~16:30(ラストオーダー)
定休日
年中無休
入場料
なし
施設設備
電源 なし
無料Wi-Fi なし
トイレ
店内にはないが、西側に少し行くと公衆トイレがある
アクセス
【バス】
京都市営バス
・京都駅前 A2のりば(4系統/205系統) ⇒ 糺の森 北向き 所要時間目安 27分 運賃230円
・北大路バスターミナル Cのりば(1系統/205系統) ⇒ 糺の森 南向き 所要時間目安 10分 運賃230円
【電車】
・JR京都駅⇒地下鉄烏丸線:京都駅~北大路駅⇒京都市バス:北大路バスターミナルCのりば(1系統/205系統)~糺の森
・JR京都駅⇒JR奈良線:京都駅~東福寺駅⇒京阪:東福寺駅~出町柳駅⇒徒歩
・阪急:河原町駅⇒京阪:祇園四条駅~出町柳駅⇒徒歩
【車】
・京都東IC⇒三条通を道なり⇒三条河原町通交差点を右折し河原町通を北上⇒葵橋を渡り4つ目の信号を右折
・京都南IC⇒国道1号を北上し堀川通へ⇒堀川五条を右折⇒河原町五条を左折⇒葵橋を渡り4つ目の信号を右折
【駐車場】
下鴨神社西駐車場 有料
【地図】
ストリートビューで見る
2017年2月現在、このお休み処が『さるや』となっています。
観光のポイント
京都一のパワースポット下鴨神社の境内にあるため、観光客がよく訪れていますが、外国人観光客は比較的少ないようです。
下鴨神社の祭りの時は相当数の方が訪れます。お店が参道脇にあるので当然混雑が予想されます。
申餅を目当てに参拝する場合は、行事のない日がおすすめです。
また、申餅は人気で夕方前に売り切れることがよくあると店員さんがおっしゃっていましたので、参考にしてください。
お客様の声・口コミ



まとめ
いかがでしたか?
『さるや』は鳥居の近くの参道沿いに移動しているので立ち寄りやすいし、『申餅』はさすがご先祖様たちが愛したお餅で品があり美味しい。目の前には原生林の糺の森が広がり心が癒される。立ち寄らない理由が見当たりませんね。
『さるや』の北には、縁結びの神「相生社」があり、京都随一のパワースポットの下鴨神社。南には、女性の守護神であり美麗の祈願で有名な河合神社があるので、併せて参拝してくださいね。
下鴨神社と河合神社の紹介もあわせてどうぞ。