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朝ドラで注目?広岡浅子ゆかりの施設「旧三井家下鴨別邸」

 2017/02/06 京都観光 左京区 近代日本
この記事は約 5 分で読めます。 357 Views

テレビドラマの影響か?一躍有名観光スポットとなった「旧三井家下鴨別邸」。
これまで存在すらほとんど知られていなかった邸宅が重要文化財となり、2016年10月に一般公開され、特に3階の望楼が公開された特別参観時には、観光バスで訪れる団体客の多さに施設に入れず苦情が出たほどの盛況ぶりだった。
そんな「旧三井家下鴨別邸」ですが、2007年までは隣接する家庭裁判所長官舎として使用されていたというから驚きです。

そんな下鴨の新名所「旧三井家下鴨別邸」についてご紹介します。

 

火付け役 朝ドラモデル広岡浅子とは?

2015年度下半期放送のNHKの連続テレビ小説「あさが来た」の主人公今井あさ(白岡あさ)のモデルとなり、一躍有名になったった広岡浅子(ひろおかあさこ)は、1849年(嘉永2年)山城国京都(現・京都府京都市)油小路通出水の小石川三井家に四女として生まれます。(1919年没満69歳)
17歳で大阪の豪商加島屋の次男広岡信五郎と結婚。
明治維新後、筑豊の潤野炭鉱の買収・開発、加島銀行の設立、大同生命創業に参画するなど、明治の女性実業家として活躍しました。
また、日本女子大学校の設立をはじめとする女子教育、婦人運動、廃娼運動やキリスト教の普及にも貢献しています。
晩年の1914年から腎臓炎でなくなる前年の1918年まで、御殿場二の岡で若い女性を集めた勉強会を主宰していました。参加者の中には若き日の市川房江(婦人運動家、政治家)や村岡花子(赤毛のアン翻訳者)もいたようです。
相撲(観る相撲でなく取る相撲)や碁が好きで、その豪気・英明な天性から「一代の女傑」と称されています。

 

三井家の休憩所が重要文化財に!

現在の「旧三井家下鴨別邸」の敷地面積は約5700平方メートル。1880年(明治13年)建築の三井家木屋町別邸を1925年(大正14年)に移築した木造三階建ての主屋(しゅおく)、平屋の玄関棟と茶室が建ち、1,2回は座敷、3階は望楼となっていて、東山や鴨川の眺望が楽しめます。

こんな立派な旧三井家下鴨別邸も、戦後財閥が解体され、一帯が国有地となって京都家庭裁判所が建ち、所長官舎として使用されていましたが、使用されなくなった2007年以降、競売にかけられ、取り壊される可能性があったといいます。
その後の調査で、近代和風建築の貴重な建物であると認められ、2011年国の重要文化財に指定され京都市管理のもと修復が行われてきました。

そんな波乱万丈の経歴を持つ邸宅ですが、元々は、呉服を扱っていた三井家が、養蚕の神をまつる京都太秦の「木島(このしま)神社」に設けていた、先祖を祀る顕名霊社(あきなれいしゃ)の遷座(移転)先となった下鴨の三井家の土地約2万平方メートルに、顕名霊社を建築し、その神社で行われる例祭などの際に休憩所として使用されていたというから、そのスケールの大きさに圧倒されます。
当時の財閥がいかに壮大で栄華を極めていたかがうかがえます。

 

施設情報

施設名

重要文化財 旧三井家下鴨別邸

住所

京都市左京区下鴨宮河町58番地2

電話番号

075-213-1717(京都市観光協会)

開館時間

9:00~17:00(16:30受付終了)

定休日

毎週水曜日(水曜日が祝休日の場合は翌日)
12/29~12/31

入場料

大人  410円
中高生 300円
小学生 200円
京都市内在住または京都市内の小中学校に在学する小・中学生は無料
京都市内在住の70歳以上の方は無料

クーポン・割引

所要時間

約30分

施設設備

電源    なし

無料Wi-Fi   なし

トイレ

入り口近くにある

アクセス

【バス】

京都市営バス
・1系統/37系統/205系統 ⇒ 葵橋西詰下車 ⇒ 徒歩約5分
・1系統/3系統/4系統/17系統/201系統/203系統/102系統 ⇒ 出町柳駅前下車 ⇒ 徒歩約5分

【電車】

・京都市営地下鉄烏丸線 今出川駅下車 ⇒ 徒歩約20分
・京阪鴨東線 出町柳駅下車 ⇒ 徒歩約5分
・叡山電鉄叡山本線 出町柳駅下車 ⇒ 徒歩約5分

【車】

・京都東IC⇒三条通を道なり⇒三条河原町通交差点を右折し河原町通を北上⇒葵橋東詰交差点を右折
・京都南IC⇒国道1号を北上し堀川通へ⇒堀川五条を右折⇒河原町五条を左折⇒葵橋東詰交差点を右折

【駐車場】

なし

【地図】

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まとめ

旧財閥が全盛期に建てられた建築物の多くは、戦後の財閥解体とともに消滅しています。
そんな中、裁判所長の官舎として誰にも知られず使用されてきたからこそ、取り壊されることなく今もこうして残っている旧三井家下鴨別邸はとても貴重な文化財といえます。
ただ、2階と3階は特別公開でしか上がることができないのが残念です。
しかも、3階の望楼は狭いので、順番待ちになることが予想されます。
眺めは抜群なんですがね。

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