1. TOP
  2. 【織田信長に逢える】法華宗大本山 本能寺を知る11のポイント

【織田信長に逢える】法華宗大本山 本能寺を知る11のポイント

 2017/02/17 中京区 京都観光 戦国 歴史 神社・仏閣
この記事は約 8 分で読めます。 200 Views

本能寺と言えば、日本史の教科書に必ず出てくる織田信長が家臣の明智光秀に襲撃され自刃した「本能寺の変」。
本能寺の変と言えば、大ブレークしたエグスプロージョンの踊る授業シリーズ「本能寺の変」。そして、綾瀬はるか主演の映画「本能寺ホテル」でも有名ですよね。
どの年代の方も一度は耳にしたであろうお寺「本能寺」。
そんな本能寺についてご紹介します。

5度焼失しても復興する七転び八起きの寺院

本能寺は、日蓮大聖人の教えを弘める法華宗総本門流の大本山です。
本能寺は、御開山の日隆聖人が1415年(応永22年)油小路高辻と五条坊門の間に「本応寺」を開いたのが始まりです。以降、「法華経」の根本義と日蓮大聖人の真意を説き明かし、お題目を唱えて信じ行す大霊場として栄えてきました。

そんな本能寺の歴史は、 焼失 と 再建 を抜きに語れません。
1415年の創建以来、①妙本寺教徒による破却②比叡山延暦寺による襲撃(天文法華の乱)③本能寺の変④天明の大火⑤維新騒乱期の蛤御門の変と5度の焼失に負けず、再建復興それに移転を繰り返してきた歴史があります。

実は、あの有名な「本能寺の変」の時の本能寺は現在の場所ではありません。
南が蛸薬師通、北が三条通、東が西洞院通、西が油小路にわたる地域(東西約100メートル、南北約200メートルの規模)に広大な寺地を得て大伽藍が造営され、塔頭も30余坊を擁する大寺院でした。

本能寺の変当時の本能寺(跡地)について知りたい方はこちらの記事もどうぞご覧ください。
☞織田信長最後の地 本能寺跡地

織田信長と本能寺の変

本能寺の変とは、1582年6月2日未明、家臣であった明智光秀(あけちみつひで)が備中の毛利勢を攻めるために出陣したと見せかけて京都の本能寺に宿泊していた主君の織田信長を襲撃した事件です。織田信長は寝込みを襲われ、周囲を包囲されたことを悟ると寺に火を放ち自害しました。
本能寺の変前夜、天災を予知する能力を持った霊獣(神)三足の蛙の香炉が、織田信長に危険を知らせるかのように突然鳴き出した話は有名です。
また、嫡男の忠信は宿泊していた妙覚寺から二条城に退いて戦いますが、自害しています。

この本能寺の変で、「本当の目的・目標はほかにある」という慣用句が生まれました。

織田信長は、本能寺を京都上洛の際の常宿としていました。その理由には諸説ありますが。
1、日承上人が天皇の親戚だったから
2、当時本能寺は高い塀と深い堀で囲われていて安全だったから
3、本能寺の信者が種子島に多くいて鉄砲や火薬を調達していたから
と言われています。いかにも信長らしい理由ですね。

織田信長と本能寺の変については詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞご覧ください。
☞本能寺と織田信長と本能寺の変

信長公の墓

本堂の裏には織田信長の墓があります。
この墓は、織田信長の三男信孝が建てています。
信孝は、明智光秀が豊臣秀吉に敗れたあと亡き父の燼骨の収集を始め、約1か月後の7月3日に本能寺を織田信長の墓所と定めました。
この廟所には武士の魂、織田信長所持の太刀が納められています。

忘れずに立ち寄ってほしい大寶殿 宝物館

本能寺の宝物館には、幾多の災禍の中命を懸けて守り抜いた宝物が展示・公開されています。
本能寺にまつわる宝物のほかに織田信長所持の太刀や茶器、本能寺の変で織田信長に危険を知らせたという三足の蛙の香炉も展示・公開されています。

さすが歴史ある寺院です。貴重な資料がたくさん展示されています。
本能寺を訪れた際はこの宝物館に立ち寄られることをお勧めします。

入館料は一般500円、ホテル本能寺利用者300円、中高校生300円、小学生250円、修学旅行生200円、障がい者200円、30名以上の団体は20%割引
午前9:00~午後5:00
休館日は年末年始と展示替え日

寺町通の寺町商店街のアーケードにドンと建つ総門

寺町通の寺町商店街アーケードを御池通に向かって歩くと、右側に「ドン」と現れる立派な楼門が本能寺の表門で、登録有形文化財の「総門」です。
商店街にあり、周りに比較的高いビルが立ち並んでいる中に有名な本能寺があるのでびっくされる方もいます。
この門は、明治12年に恭明院にあった単層切妻造本瓦葺の門を移築しています。

清正が朝鮮から持ち帰った臥牛石

臥牛石は緑泥片岩でできていて、肥後隈本藩初代藩主・加藤清正(かとうきよまさ)が朝鮮出兵の際に持ち帰えり、寄贈したとされたと言われていて、本堂の前にあります。

火伏の銀杏

火伏の銀杏は、本能寺の変後に移植されたイチョウの木で、1788年の天明の大火の際、木から水を噴出して寺町三条界隈の人々を火災から救ったされていることから、「火伏の銀杏」を呼ばれるようになりました。
また、1864年の蛤御門の変の際も同様に水を噴出し、近くにあった塔頭・龍雲院だけが焼失を免れています。

絶対に本堂の中に入って参拝してほしい

本堂は、7間7面単層入母屋造本瓦葺で175坪と立派で、圧倒されます。(登録有形文化財)
工学博士天沼俊一氏設計の木造大建築です。

本堂には日蓮聖人、日郎聖人、日隆聖人、織田信長の位牌などが祀られています。
本能の中は撮影禁止なので写真がありませんが、さすが大本山。入っただけで参拝者の目も心も匂いも引きつける魅力や迫力があります。

参拝は中に入ってもできます。外から見るだけでなく、ぜひ中に入ってその魅力や迫力を体感してください。

質素ながら古を伝える趣のある建物 塔頭(たっちゅう)寺院

本能寺で修業した弟子が本能寺の敷地内に建てた独立した寺院で、かつては26院あったそうです。
現在は東から龍雲院、源妙院、本行院、高俊院、定性院、蓮承院、恵昇院の7坊が残っていて、実際に住まわれています。

龍雲院(りょううんいん)
龍雲院日政大徳が創建。
1864年の蛤御門の変で唯一焼失せずに残った。

源妙院(げんみょういん)
本能寺第13世・日堯聖人が創建。

本行院(ほんぎょういん)
本能寺第12世・伏見宮日承聖人が創建。

高俊院

定性院

蓮承院(れんじょういん)
浄運院日順上人が創建。
蓮上院は、日蓮聖人の「蓮」と日承聖人の「承」に由来しているといわれています。

恵昇院(えしょういん)
1574年久成坊隆詠上人が創建。
牡丹を像った瓦など牡丹にゆかりがあり、牡丹坊ともいわれている。

時空を超えることはできないけど実際に泊まれるホテル

ホテル本能寺は、本能寺を訪れる法華宗信徒のための宿泊施設を発端として、京都を訪れる修学旅行生が全員同じ宿に宿泊できるようにと1962年に営業を開始しました。一般の方も宿泊することができます。

綾瀬はるかや堤真一が出演した映画「本能寺ホテル」と間違えるほど名前がよく似たホテルです。映画では戦国事態にタイムスリップすることができましたが、実在するこのホテル本能寺ではタイムスリップできるか、楽しみですね。

文化財

国宝
・伝藤原行成筆書巻(本能寺切)

重要文化財
・花園天皇宸翰御賀札
・銅鏡

国の登録有形文化財
・本堂
・表門
・信長公御廟所拝殿

施設情報

施設名

法華宗大本山 本能寺

住所

京都市中京区寺町御池下ル下本能寺前町522

電話番号

075-231-5335

営業時間

参拝
午前6:00~午後5:00

宝物館
午前9:00~午後5:00

定休日

宝物館
年末年始・展示替え日

入場料

参拝料金
無料

宝物館入館料
一般:500円
ホテル本能寺利用者:300円
中・高校生:300円
小学生:250円
修学旅行生:200円
障がい者:200円
30名以上は20%割引

クーポン・割引

所要時間

30分

施設設備

電源    なし

無料Wi-Fi   なし

アクセス

【バス】

京都市営バス
・京都市役所前駅下車 ⇒ 徒歩約5分
3系統/4系統/5系統/10系統/15系統/17系統/MN17系統/32系統/37系統/51系統/59系統/104系統/205系統/京都岡崎ループ
・河原町三条下車 ⇒ 徒歩約3分
3系統/4系統/5系統/10系統/11系統/15系統/17系統/MN17系統/32系統/37系統/51系統/59系統/104系統/205系統/京都岡崎ループ

【電車】

・京都市営地下鉄東西線 市役所前駅下車 ⇒ 徒歩すぐ
・京阪電車 三条駅下車 ⇒ 西へ徒歩5分
・阪急電車 河原町下車 ⇒ 北へ徒歩10分

【車】

・名神高速京都東IC⇒国道1号線を京都市内方向へ⇒河原町五条交差点を右折し河原町通を北上
・名神高速京都南IC⇒国道1号を北上し堀川通へ⇒堀川五条を右折⇒河原町五条を左折し河原町通りを北上

【駐車場】

有料 200円/30分
収容台数 20台

【地図】

ストリートビューで見る

まとめ

本能寺は、京都市役所の御池通を挟んで向かい側にあり、電車の駅やバス停からも近く、比較的訪れやすい寺院です。
ビルとビルに挟まれていますが、歴史の舞台に幾度となく登場する歴史ある寺院とあって、門をくぐり本堂の前に出ると世界が変わります。周りにあるビルが気にならなくなるから不思議です。

本能寺観光と併せて、アーケード街の寺町京極商店街、先斗町、京都文化博物館や三条や四条河原町付近でのスイーツざんまいなどもいかがでしょう。

\ SNSでシェアしよう! /

京都の情報サイトWe Love KYOTOの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

京都の情報サイトWe Love KYOTOの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

編集部

編集部

WE LOVE KYOTOの編集部です。

この人が書いた記事  記事一覧

  • 【京都の桜前線】1日限定100人!約50年かけて完成した日本庭園『白龍園』の桜

  • 【京都の桜前線】期間限定公開『平安郷』の枝垂れ桜

  • 【京都の桜前線】桜守『佐野藤右衛門邸』の桜

  • 織田信長最期の地 本能寺跡地

関連記事

  • 【京都の桜前線】期間限定公開『平安郷』の枝垂れ桜

  • 【京都の桜前線】桜守『佐野藤右衛門邸』の桜

  • 【京都の桜前線】1日限定100人!約50年かけて完成した日本庭園『白龍園』の桜

  • 京都で最強のパワースポット【世界遺産】下鴨神社

  • 天下分け目の戦は天王山か?関ケ原か?今、大山崎町と関ケ原町が熱い!!

  • 本能寺と織田信長と本能寺の変